子育て未来図のしくみ


子育て未来図の仕組み
子育て未来図を書く意味

書くことでどんないいことがあるのでしょうか? 私は、「自分を知り相手を知る」プロセスの一環だと考えています。書くことで、自分の考えを明らかにすることができます。そして、自分の考えを明らかにすることで、やることやらないことを明らかにすることができます。

 

それは、自分にとって、何が大事で、大事でないかを明らかにする作業です。その上で、新たに追加したり、削除したり、整理することができます。この一連のプロセスは、自分のことを知ることでもあります。このプロセスを経て、自分を知り、子育てに活かす未来図ができあがります。

方針があることの意味

子育て未来図は方針を見える化したものです。方針があることでどんないいことがあるのでしょう? 今のような、特に変化の激しい時代、どんな子どもを育てたいか、どんな子育てをするのかの方針を立てることは大切です。

 

社会の変化が予測できない、多様な価値観が存在する現在において、何らかの決断を下さなければならない時、子育ての方針があると、それが一つの判断軸となります。方針がなければ、目の前の情報に流されてしまいます。また、方針があっても、夫婦・家族で方針が違ったりすると、まとめるのが難しい状況になり、かえって、子どもを迷わせてしまうことになりかねません。

子育て未来図は、「めざす子ども像」と「心」「体」「言葉」から成り立ちます。

「めざす子ども像」は、子どもが20歳になった頃、どんな人になっていてほしいかを考えてきます。特にここでのポイントはどんな子育てをしたいかに関わっていきます。人の成長・あり方には、「心」「体」「言葉」3つの要素が相互作用しています。変化や成長を促したい時は、3つのうちの変えやすいところを変化させると、後の2つも作用される。三位一体の有機システムとなっていて、「心」「体」「言葉」がそれぞれ影響しあっています。

 

例えば、プラスの「言葉」をつぶやいていると、目線が上がり、あごが上がってきます。すると呼吸が楽になり、身体が軽くなってきます。また、心も明るくなっていきます。

 

マイナスの言葉をつぶやいていると、目線が下がり・・・。

このような「心」「体」「言葉」のつながりを知り、それを使って、お子さんが「めざす子ども像」になれるようにお母さん、お父さんの取り組を「3つの視点(「心」「体」「言葉」)」で考えていきます。この3つは相互に関わり合い作用するので、取り組みやすいものから取り組んでもらいます。そうすることで、ストレスなく「めざす子ども像」に向けて取り組むことができます。

 

心が暗い=身体も病む=否定的な言葉がでる。

心が明るい=身体は元気に=肯定的な言葉が出る。